子宮体癌ステージ1とは?

スポンサーリンク

ここでは、「子宮体癌ステージ1」
についてお話します。

 

子宮体癌と診断されたとき、
まず進行の程度を確認します。

 

子宮体癌は進行具合からステージ1〜4
に分けられ、生存率もそれぞれ
大きく異なります。

 

では、一番初期だあるステージ1は
どのような状態なのでしょうか?

 

そこで、今回は子宮体癌の
ステージ1についてまとめました。

 

子宮体癌のステージ1とは

 

子宮体癌のステージ1とは、
癌が子宮体部のみに認められる
状態を言います。

 

さらにステージ1は3つに分けられます。

 

1a期は子宮内膜にとどまっている状態。

 

1b期は子宮筋層の1/2に
とどまっている状態。

 

1c期は子宮筋層の1/2を
超えている状態となります。

 

ステージ1の5年生存率は約90%と
高いですが、病状の進行に伴い

 

生存率は下がり、末期になると
約20%未満にまで低下します。

 

初期症状が乏しく特徴的な症状は
ありませんが、患者の約90%以上に

 

不正出血がみられ、特に閉経後に
少量の出血が長期間続く場合は
注意が必要です。

 

進行すると子宮内部に血液や膿が
溜まり下腹部痛や排尿・排便障害
などが発生します。

 

子宮体癌ステージ1の治療

 

子宮体癌のステージ1の治療は
手術による子宮摘出が主になりますが、

 

ステージ1a期の場合はホルモン療法が
行われる場合もあります。

 

ホルモン療法は妊娠の希望があり
子宮摘出を希望していない方、

 

さらにホルモン療法が効果的であると
判断された方が対象となります。

 

ホルモン療法では3ヶ月ごとに
子宮内膜組織検査をしながら、

スポンサーリンク

プロゲステロンと言われる
黄体ホルモンが多量に含まれた
経口内服薬を6ヶ月間投与します。

 

投与を続けることで子宮内膜と
一緒に癌細胞を取り除き、
一定期間おいて妊娠可能となります。

 

しかし、あくまでも治療ではなく
妊娠のために一時的に癌細胞を

 

消失することが目的であるため、
多くの場合は再発します。

 

手術を行う場合は、子宮だけを
取り除く単純子宮全摘出術、

 

子宮と卵巣、卵管、子宮を支えている
組織とリンパ節を取り除く
準広汎子宮全摘出術、

 

子宮と膣、卵巣、
卵管の周辺組織を取り除く
広汎子宮全摘出術があります。

 

準広汎子宮全摘出術は術後の
副作用を少なくするために行いますが

 

癌が広がっていた場合は
広汎子宮全摘出術へ移ります。

 

広汎子宮全摘出術は内視鏡で行うため
入院期間が短く早期回復が望めますが、

 

膀胱や直腸の神経を切断した際は
排泄コントロールが困難になる
可能性があります。

 

このように、子宮体癌のステージ1では
全身まで転移はしていませんが、

 

再発のリスクを考えてほとんどの
場合は子宮を摘出します。

 

妊娠を希望しており子宮を摘出したくない
という方はホルモン療法も可能ですが、

 

効果があると判断された場合のみであり、
再発リスクも高いです。

 

また、一度消失したことで安心してしまい、
再発に気がついた頃にはかなり
進行していたという場合もあります。

 

治療については、主治医とよく
相談した上で自分が納得した方法を
考えてみてください。

 

そして、子宮体癌予防で
一番大切な事は検診を受けること

 

ですので、年に1回でも
定期的に検査を受けてください。

 

・・・というわけで、
貴女もこのカテゴリーの記事を読んで、

 

子宮体癌の「ステージ関係」について、
私と一緒に学習しましょうね!

スポンサーリンク

子宮体癌ステージ1とは?記事一覧

ここでは、「子宮体癌ステージ3」についてお話します。子宮体癌は癌の進行の程度に合わせてステージ1〜4に分けられます。早期発見すれば生存率が90%以上と非常に高いですが、発見が遅れ末期になると生存率が20%未満になります。ステージ3になると癌細胞が子宮外にはみ出るため根治が困難になります。そのため、癌を早期発見することが重要となります。そこで、今回は子宮体癌のステージ3についてまとめました。子宮体癌...

ここでは、「子宮体癌ステージ4」についてお話します。子宮体癌は進行に合わせステージ1〜4に分けられますが、末期であるステージ4になると、全身に癌細胞が転移していることもあるため、5年生存率も低下し約20%未満になります。末期である子宮体癌のステージ4とはどのような状態なのでしょうか?そこで、今回は子宮体癌のステージ4についてまとめました。子宮体癌のステージ4とは子宮体癌のステージ4とは癌が骨盤を超...

ここでは、「子宮体癌ステージ4の余命」についてお話します。子宮体癌は進行に合わせステージ1〜4に分けられます。末期であるステージ4になると、全身に癌細胞が転移していることもあるため、生存率もかなり低下します。では子宮体癌のステージ4とはどのような状態なのでしょうか?そこで、今回は子宮体癌のステージ4の余命についてまとめました。子宮体癌のステージ4とは?子宮体癌のステージ4とは癌が骨盤を超えて広がる...